訪問介護はケアやサービスを提供するだけでなく、人生において温かいひとときを創るお仕事でもあると思います。
"心と心を通い合わせる介護を大切に"
金澤 美和子（かなざわ みわこ）
介護福祉士 / 2017年入社
訪問介護を選んだきっかけはなんですか？中学生の頃、特別養護老人ホームでボランティアをしたときに、入所されている方に「ありがとう、あなたが来ると楽しいのよ」と言われたことがとても嬉しくて、将来この仕事に就きたいと思ったのがきっかけです。大学卒業後、特養に入職し勤務しましたが、働いていく中で、ご利用者様が実際にどのように生活なさっているのか、施設では見えない部分の、あるままのご利用者様のお世話をしたいと思い、訪問介護に転職しました。以来２０数年間、毎日訪問させていただいています。
業務内容を教えてください。ご利用者様宅に１日３～４回と短い時間枠の訪問でお伺いし、排泄介助や水分補給、エアコンの室温調整など、ご利用者様に合わせた様々なサービスを行います。複数回訪問でご利用者様の状態を把握しますので、夏場の脱水予防や様々な症状の早期発見ができ、ご家族様の負担を軽減することができます。定期巡回ならではのやりがいですね。また個人の担当ではなく、介護職員みんなで時間によって訪問するチームプレーでの働き方も自分には合っていますね。
そして看護との一体型サービスで、看護職員と連携をとりながらご利用者様の体調を管理することができるのも強みです。自分で判断できないことも看護職員にきけますし、逆にこうした方がいいよと教えてくれることもたくさんあります。日々の勤務の中でスキルアップできることから、自己流ではない介護の仕事を学ぶことができることもメリットが高いです。
やりがいや楽しさは何ですか？一日に何度も訪問しますので、「待ってたよ」とご利用者様がおっしゃってくれる何気ないひと言がとても嬉しかったりします。以前にご利用者様である奥様をはじめ、ご主人やお嫁さんも交えて、いつも和やかで笑いの絶えない訪問をさせていただいていたことがありました。奥様のお看取りをしたあと、「自分のことも心配してくれてありがとう。これから誰も来なくなるから寂しいなぁ・・・」とご主人がつぶやかれていたことが印象に残っています。訪問介護はケアやサービスを提供するだけでなく、人生において温かいひとときを創るお仕事でもあると思います。これからも心と心を通い合わせることを大切に、誇りを持って笑顔でお仕事していきたいですね。
これから挑戦してみたいことは？介護技術を向上させたいと思っています。
看護との一体型サービスの中から学べる事、例えばご利用者様の体調の確認の仕方、たん吸引や胃ろうなどの適切な方法を学び、ご利用者様やご家族様の介護負担の軽減を図るために自身の能力を向上させていきたいと思っています。
